気がついたら、遊園地のベンチで幼馴染に膝枕されてた。
たしか、ジェットコースターに乗って、具合が悪くなって…
「もー。自分の彼女も忘れちゃうほど絶叫系ダメだったの?」
いや、お前のことはよく知ってるけど…恋人!? 俺達が!?
他の友人も親も当たり前のようにしていて、どうやら俺はこいつの彼氏になってからの記憶だけを失っているようだった。
困惑する俺をよそに、自宅で、教室で、真面目だったはずの幼馴染から大胆に迫られて…
このまま流されていいのか、俺!?
――夏休み直前の平凡な日々から、少しずつ何かがおかしくなっていく闇の深い音声作品。
どうか、良い一週間を。
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