「今年の我が学園の生徒会長は、小野原 沙也加(おのはら さやか)さんに決定いたしました!」
日頃から文武両道を心掛け、真面目な学生生活を送って来た私が、生まれて初めて恋をした。相手はクラスメイトの小森君と言う小柄な男子だ。
それでも彼は夢である全国出場の為に、毎日努力を重ねていた。
その必死な姿を見ているうちに、私は彼に惹かれていったのだ。
生徒会長になった日、勇気を振り絞って小森君に告白した。
彼は「ボクなんかで良ければ…」と、笑顔で受け入れてくれた。
良い彼女になって彼の夢を応援してあげよう、私はそう心に誓った。
小森君は頑張ったが中々良いタイムが出ず、時間だけが過ぎていく…なんとかしなければ…と焦っていた時、ある噂を耳にした。
私はその先輩を探し出し、小森君への指導を頼んだ。
すると彼の答えは…
でもこのチャンスを逃せば、小森君の夢が遠のいてしまう。
決心した私はその日の夜、先輩のアパートを訪ね部屋の中へと招かれた。
妙な不安に駆られながらも、私は先輩に改めて確認を取った。
信じてはいけないと思いつつも、今更引き返すことは出来ない。
この先される事を想像するだけで、全身に鳥肌が立つ。
スカートをギュっと握りしめ、私は無理矢理その気持ちに蓋をした。
子供の頃からエッチな事へ苦手意識が有り、周りのそういう話も避けて来た。
それでも小森君なら…と、身体を許したのが1か月ほど前の事。
すごく痛かったけど、大切な思い出。それをこんな人に聞かれるなんて…
人を物扱いするような言い方…やはりこの人とは根本から合わない。
それ故に出た言葉だったけど、これではまるで催促しているようだ。
こういう反応をしても、喜ばせてしまうだけなのに…
分かっていても、この人相手では冷静でいられなくなる。
生徒会長にも推薦された私が、まるで子供扱いだった。
これからその…するはずだったのに、ゲーム?
そういうことは…戯れでするものじゃないのに…






